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スタッフの思い

被災地からの贈り物

本社/会長

3人(西谷、田中、八木)が先発で宮城県亘理町の現状を目の当たりにしたときは、新聞、テレビで見た状況を遥かに越え、すごくひどかった。

社長に対し、最低20名以上10日間以上で復興支援隊が出せなければ、店1軒でも休業させてマイクロバスやトラック、ワゴン車に必要作業機材を積んで、明日にも出発させて欲しいと強要し、社長も快諾された。

以来、4月、5月、6月と3回支援活動をさせて頂いたが、2回目、3回目には先の訪問先にメロンやスイカなど宮崎の産物をいっぱい持参し、再会の親交を深めた。

黄色のベスト軍団は現地で有名になり、昼食時やホテルには被災者たちの手作りの漬物やおやつが届けられた。

当時は、震度3レベルの余震はひんぱんに起き、山元町はボランティア対象外(津波が来ても逃げる場所が無い!)地域だったが、現地の皆さんの強い要望に応えて活動をさせて頂いた。

日を追う度に家屋の整理・解体は進んでいたが、イチゴ農家の畑やビニールハウスは津波で荒れ放題、手つかずでいた。

ガラクタだらけの広大な農地に全員集合して、土中からビニールやパイプから汚物を拾い集めた。

当時の活動記録を読む度に、ベスト軍団の記憶が昨日のように鮮明に浮かんでくる。

6月最後の活動も、山元町の菊地様農園で終了したが、皆さんは「これでまたイチゴを栽培できる夢が沸きます!」と喜んでくれた。

それから4年の月日が経ち、今年も菊地様からイチゴが届けられた。

全店、全参加者にもその味を配布させて頂き、当時の活動を思い浮かべて頂いた。

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